北海道議会議員選挙の結果を見ると、千歳市の選挙区で小林千代美氏という人物が当選していました。千歳というところは空港で有名ですが、自衛隊の街でもあるので、自民党が強いのですが、この人は立憲民主党系だったはずです。そして、この人、昔、衆議院議員をしていて、何か問題を起こしてやめた人だったと思います。何だったかな、と思って調べたら、教員組合から選挙資金を受け取ったことが問題になって辞職したのでした。
衆議院議員をやめてからどうなったのかと思っていましたが、そのあと千歳市議になっていたのですね。そして今度は道議会議員になったのでした。元国会議員ですから、知名度が高く、自民党が強い千歳でも当選できたのでしょうね。
自民党系でも、今回、渡島地区で元衆議院議員だった前田一男氏が無投票でしたが道議になりましたね。この人も、衆議院選では立憲民主党の逢坂誠二氏が強くてなかなか当選できず、2回連続で衆議院選に落ちたので、道議から出直し、ということになったのでしょう。
あと、石川県の方で、2009年だったか、森喜朗氏をあと一歩まで追い詰めて比例復活した田中美絵子氏という民主党の議員がいました。この人も議員になってから、過去の経歴かなんかが問題になって話題になった記憶がありますが、そのあと落選していました。
今回知ったのですが、この人、そのあと、前回の金沢市議選でトップ当選して、今回は石川県議会の金沢市選挙区でトップ当選したそうです。国会議員に当選できなくても、元国会議員ということで、やはり地方選挙では強いのですね。
北海道と石川県は縁があるので、こういうことがわかりましたが、国会議員をやめたり落ちたりして、そのあと地方議員になるという人も案外いるのですかね?
全国の地方議員がどんな人たちであるか、いちいち調べる訳にもいきませんが、昔は国会議員をやった人が地方の首長ならともかく、地方議員をやるというケースはそう多くなかった気がします。でも、昔、北海道の自民党で参院選に落ちた工藤万砂美氏という人物が道議になった覚えがあります。そう考えると、全くないわけではないようです。
全国を調べると、こういう人、案外いるかもしれませんね。元国会議員というプライドがあっても、落選したままでは一般人ですから、地方議員になった方がマシ、という判断をしたのかもしれません。