写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

31  よさこいソーラン祭りが嫌いです

    先週末、札幌ではよさこいソーラン祭り」をやっていました。私はあれが大嫌いです。以前はよさこいの時期だけは札幌の街に出るのを避けていたこともありました。

 

 ド派手なヤンキー風俗的な格好で地下鉄に乗ったり、街を歩き回ったりされるのを見るのがどうも苦手なのですね。それに一人の若者が立ち上げた(今は議員様ですが)、学校がこの踊りに取り組んで立て直した、などといった妙な「感動ストーリー」がついて回るのも苦手でした。

 

 私に限らず、世論調査ではこの祭りに否定的な意見が結構あるそうで、「日本でいちばん嫌われている祭り」と言われることもあります。歴史も浅く、伝統のなさ、金銭面で不透明さが指摘されることもありますし、妙な熱気が薄気味悪い、ド派手な衣装が威圧的、無理矢理巻き込まれそうで嫌だ、騒音がうるさい、宗教や神様と関係がないのに「祭り」といえるのか、(それは雪まつりだって同じなのですが、雪まつりに関してはそういう批判は聞きませんね。)といった、人によってさまざまな理由があるようですが、盛り上がっている層と冷ややかに見ている層に分断されているのがこの祭りの特徴でしょう。

 

 この祭りに対する私の嫌悪感というのは、どこか新興宗教に対するそれと似ているようにも思います。ある種の圧迫感、薄気味悪さ、そして巻き込まれそう感ですかね。以前は特にそれを強く感じていました。

 

 ただ、この祭りも以前に比べると盛り上がりに欠けてきたようで、参加チームも減ってきているらしいですね。以前ほどの圧迫感、というのは感じられなくなってきたように思います。

 

 コロナ禍で余計なイベントがしばらくなくなっていたのですが、終息に向かい、またいろいろなイベントが復活してきました。マスクを外せるようになったのはいいのですが、イベント嫌いの私には、あーあ、またこれが出てきたか、と思ってしまうわけです。