私の趣味は、若い頃から「読書・旅行・文通」でした。読書はこの年になると読んだ本が山積みになって、引っ越しの時の障害になります。ですが、「本は捨てるものではない」という気持ちがあり、捨てられないのですね。できるだけ文庫本と新書本しか買わないようにしていたのですが、それでもどうにもならない量になっています。本を買わずに図書館で借りればいいのかもしれませんが、やはり新刊書を読みたいですよね。
で、2つめの趣味が「旅行」なのです。これは子供の頃からずっと続いていますし、むしろその情熱、とまでは言いませんが、旅行行きたい願望は衰えていません。ですがこの旅行が一番の金食い虫で、今回の旅行も大散財でした。
まだ家族がいないので勝手気ままに旅行できますが、それでも仕事を持っていると、そんなに時間を捻出できません。比較的休みを取りやすい職業を選んだつもりだったのですが、現実には今回のように9日間も休むと、相当後ろめたいですね。
仕事を辞めて時間ができればそんなこと気にせずに思いっきり旅行できると思っていましたが、いざ退職を考える年齢になると、お金の方が問題ですね。でも体力も衰えてきていますし、お金と時間と体力、この3つの兼ね合いを考えると、結局一生思いっきり旅行できる立場にはならないのかなあ、と思ってしまいます。退職後に不労所得でもあればいいのでしょうが、そういう才覚もありません。
老後生活を考えたとき、本を捨てて身軽になること、旅行に行くのを諦めること、この2つを実行すればひとっ子一人、つつましやかに生きていけばなんとかなるのでは、とは思うのですが、それで何の生きがいがあるのだろう、とも思います。
3つめの趣味、「文通」なんてのは、どちらかと言えば昔の女子中高生の趣味で、若いとき、自己紹介や履歴書の「趣味」欄に「読書・旅行」はそう抵抗なく書けるのですが、この「文通」を書くのは微妙だなあ、と思っていました。
若いときには、昔よくあった「文通相手募集」のコーナーに住所を載せたりしたこともありましたが、手紙が来たのは皆女の子でした。いいじゃないか、と思うかもしれませんが、私は友人がいなかったので、どちらかといえば、趣味の話が合う、男性の文通相手が欲しかったのですね。海外の人とも結構文通しましたが、紹介してもらって文通した人は、先進国が女性、発展途上国が男性、という傾向がありました。
今は手紙の文通なんてしている人はめったにいないでしょうね。私ももちろんしていません。昔、海外文通していた人にクリスマスカードを送るぐらいです。その代わり、今はこうしてブログを書くのが趣味になっています。文通と違って返事が必ずあるわけではないし、反応がないとむなしいので、皆さん是非コメントくださいね。
文章を書くのは読書や旅行と違って、お金がかからないのがいいですが、それでもネタ作りにあれこれ買い物や外食したり、旅行に行ったりするので、思っているよりは間接的にお金がかかっているのかもしれないです。
趣味第一の人生を送ってしまったので、いまさらこういう趣味を捨てられないし、老後も悩ましいなあ、と思っています。