さて、バンコク・ドンムアン空港からホテルへ向かいます。快晴だったソウルや香港とちがい、どんよりした曇り空ですし、雨季でもありますから、ドンムアン空港内のセブンイレブンで傘を買おうと思います。ところが傘が見当たりません。売っていないようです。雨が降ったら困るなあ、と思いつつホテルに向かうことにします。
一応、案内所でホテルへの行き方を聞いてみます。案内係は黒いスカーフをかぶったムスリムの女性でした。ただ、残念ながら、この人の英語よくわかりませんでした。わかったのは、多分10分ぐらいで着くだろうとのこと。
今回、次の台北行きの飛行機が朝早いので、ホテルはバンコク中心部ではなくこのドンムアンの街でとっています。前回来た時に自動車がビュンビュン行き交う道路を隔ててドンムアンの街並みが広がっていましたが、どうやって町の方に行くのかわかりづらく、行けませんでした。
今回はこのドンムアンの街を探索してみようと思っています。タイ人の普段の生活が垣間見られるのではないか、という目論見もありました。まず、WiFiと印刷した地図を利用してスマホでホテルの位置を確認します。
どうやら空港の北端の一番出口から出て、スカイウォークというか、陸橋で車がビュンビュン行き交う道路を越え、ドンムアンの街に入ればいいようです。陸橋の上り口に行くまでがこれまた行きつ戻りつして、まどろっこしかったのですが。
陸橋のたもとにも通路にも物売りがいます。陸橋のたもとにはオレンジジュースを売っている母子がいました。
陸橋を下りると、タイらしい町並みが広がります。屋台があり、横断歩道を渡ると、セブンイレブンがありますが、その前にも屋台がいくつかあります。
このセブンイレブンで、また傘がないか尋ねてみました。こちらが「アンブレラ?」と聞くと店員が指をさすのですが、そこに行ってみると子供向きの傘しかありませんでした。これしかないようで断念。タイのセブンイレブンは韓国や香港よりおしなべて面積が広いようです。日本並みではないでしょうか?
さてホテルに行きますが、実は空港から結構遠いのです。案内所では10分と言われましたが、結局歩いて30分かかりました。ただ、事前にストリートビューで確認していたのと、現在位置を示すスマホのおかげで 道には迷いませんでした。
ドンムアンの街を歩いていると、途中で川を渡る橋があります。その両岸には古い水上家屋が川に突き出していました。ただ橋の反対側を見ると、新しい改良住宅のような家も並んでいます。少しずつ近代化が進んでいるのでしょう。道の途中に市場もあるようでした。またマッサージ店も三軒くらい見つけました。これならひと通りのものはあるようです。