写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

44  岸田内閣はなぜ不人気なのか?

 このところ、書こう書こうと思っていたことに、岸田内閣はなぜ支持率が低いのか、ということがあります。

 

 安倍内閣の支持率は高かったのに、それと比較したとき、なんで岸田氏はこうも人気がないのかな、というのが不思議なのです。最近の裏金疑惑が出る前から低かったですし、この話の中心は安倍派で、岸田氏はとばっちりのような気がしないでもありません。

 

 あれこれ考えると、岸田氏が首相になる頃から、物価が上昇していますよね。これが大きいのかな、とは思います。デフレのときはそれはそれで不満が出るものですが、物価が上がるとそれはそれで内閣支持率が下がるのでしょうか?経済というファクターは大きいと思いますが、税制を除くと、経済全体をすべて政治がコントロールできるものでもないし、金融政策は日銀の役割です。「アベノミクス」でごまかしてきた効果が切れてきたのかな、と思うところもあるのですが、それなら不運です。

 

 もうひとつ、確かに岸田氏はやりたいことがわからない、ということはあるでしょうね。増税したいのかバラマキをしたいのか、確かによくわかりません。「増税メガネ」というあだ名も生まれましたが、でも、それだけでここまで不人気になるかなあ、というのが不思議で仕方ないのです。

 

 あと、岸田氏は人事が下手なのかもしれない、ということには気づきました。安倍内閣時代は多少の不祥事があっても辞任しないで押し通すところがありましたね。こういう強硬姿勢の方が支持率が高く長続きするのですかね?そういうのはイヤなのですが。

 

 長続きした内閣というのは、中曽根・小泉・安倍、と自民党内でもタカ派といわれる人ですよね。なんでソフトムードの人の内閣は長続きしない、あるいは人気がないのでしょうかね?  

 

 でも、自民党政権が崩壊し、政権交代が起きるような状況ではありません。野党もだらしなくて、自民党が下野するような雰囲気ではありません。選挙になって自民が負けても、維新や国民民主が政権入りするだけではないか、といわれていますね。維新中心の政権になるよりは自民党の方がマシ、と思われているところもあるでしょう。

 

 立憲民主が不甲斐ないのでこういうことになっているわけです。私は若い政治家には概して懐疑的ですが、立憲投手の泉氏も、若いだけで、この人に政権を託せるとは思っていません。何でこの人を党首にしているのか、立憲は本気で政権を取る気がないのか、と思ってしまいます。立憲にも野田氏や枝野氏がいるのに、この人たちを代表にしないのはもったいないと思います。

 

 あと、これは社会党があった時代から言われているのですが、共産党があることが結局自民党を利することになってしまい、政権交代が起きないのだ、ということはあると思います。まあ今は「れいわ新選組」もそうでしょう。これらの党が政権に参加することは考えにくいですし、したら政界は大混乱に陥るでしょう。共産党は大分衰退してきましたが、その分をれいわ新選組が吸収しているのか、一定数極左的な人がいるので、穏健派の政権ができない、という格好になっています。 

 

 みなさんは岸田氏の不人気ぶりがどこら辺から出ているものか、思い当たることはありますか?