写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

49  車に乗るべきか?

 転勤話があるので、生活できるそうなのかどうか、ひそかに、といってもどっちみち一人で列車に乗ってですが、某市に行ってきました。ちなみに今住んでいるところよりは田舎ですが、市部なので、郡部のド田舎ではありません。

 

 街を歩き、さらにあれこれ調べると、生活面で予想以上に不便なことがわかりました。駅前の中心部が壊滅状態なのです。商店街は歯抜けのシャッター通りだし、いちばん困りそうなのは、駅前や中心部にまともなスーパーがないことですね。

 

 以前は中心街にショッピングセンターがあったらしいのですが、撤退して、そのあとに入居している買い物難民の老人向けと思われる小さい店があるだけ。覗いてみましたが、品揃えが悪く、以前住んでいた田舎町のスーパー以下でした。しかも19時閉店とか。

 

 閉店したショッピングセンターがあれば、多分全然生活には困らなかったでしょうが、潰れたのでは仕方ありません。この町の衰退は相当激しいようです。

 

 ある程度の街ですから、スーパーやショッピングセンターがないわけではなく、どうも郊外にイオンや各種の郊外型店舗が集積している地区があるようです。

 

 そこに住むと職場に通うバスがありませんし、大体賃貸マンションがないようです。この影響で中心部の店は軒並み潰れてしまい、飲み屋は郊外に移転出来ませんから、それが残ってるのが目立つ程度でした。 

 

 よく考えれば、この町はド田舎ではありませんから、さえあれば、生活に支障はほとんどないでしょう。ただ、費用面と能力面、両方とも相当不安です。目がもともと斜視らしくて、遠近感がうまくつかめていないようですし、疲れ目に老眼、朝の眠気、運動神経が悪く、おまけに不注意、すぐパニックになる、とっさに左と右を間違える「左右盲」など、言い出したきりがないくらい、運転するのに不安な点が多々あり、これまで避けていたのですから。

 

 それに費用面でも子供をひとり育てるぐらいかかると聞いたことがあります。何十万、百万単位の出費もあり得ますね。

 

 ということで、本音はできれば乗りたくないのです。今の職場に残留の可能性もありますし、今はまだ車に乗る踏ん切りがつきません。やはり私は極力車には乗りたくないのですね。

 

 以前、郡部の田舎町に赴任するとき、「車なしで生活できませんよ」といわれましたが、車なしで通しました。ド田舎は意外と街がこぢんまりしているので、ちょっと歩きましたが、職場と家とスーパーと駅の間で徒歩生活が不可能ではなかったのです。むしろ中程度の街の方がスプロール化で車なしでは生活しづらいのですね。

 

 若いときでも困難さを感じて乗っていなかったのに50代の年齢で初めて乗ることには非常に不安、というより、怖いという気持ちが強いです。正直、これまでは乗ってなくてよかった、と思う気持ちが強かったのです。 

 

 さて、車に乗った方がいいと思いますか?踏ん切りつかずにそのまま…ということになりそうにも思うのですが…。