写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

46  老人社会

 いつも利用する駅には、隣に大型ショッピングセンターがあるのですが、駅前のバス乗り場やタクシー乗り場、エレベーター前などにそのショッピングセンターのカートが放置されているのをよく見かけます。老人が荷物を持てず持ち出して放置するのでしょう。多分ショッピングセンターの係員が探して戻しているものと思われますが、持ち出しも多いのでしょう、これが一向になくなる気配がありません。先日など、これが特に多かったのです。

 

 その後コンビニに寄ったら、今度は杖をついた老人が買い物かごを足で蹴って買い物していました

 

 先日、よそでルールを守れない人に不愉快な思いをしたり、あるいは仕事上で注意をせざるを得ない状況になって、悪態をつかれたのでブチ切れてしまった、ということを書いたのですが、こちらもマナー違反、ルール違反であるものの、仕方ない部分があるのかなあ、という思いで見ています。

 

 こういうのを見ると、高齢化、というより、老人社会だなあ、と思います。私も大分年を取ってきて、この先を考えると、足下もおぼつかなくなってこういうことをせざるを得ない状況になるのかなあ、と考えると暗然とします。皆さんは、自分がそういう状況になる、ということを考えたことがありますか?

 

 ベトナムに行ったあと、日本の空港に戻ってきて感じたのは、とにかく老人の係員が多いということです。航空会社のカウンターや、入国審査・荷物検査は若い人ですが、誘導員などは大概白髪のおじさんです。

 

 タクシーの運転手なども、私より若い人をまず見かけることがありません。そもそも、タクシーの台数、最近減っているんじゃないか、という気すらします。

 

 高齢化というのは頭の中ではわかっていますが、こういうのを見ると、日本社会、持ちこたえることができるのかなあ、と思ってしまいますね。