転勤話が出て、それが潰れてしまった、ということを昨日書きました。下見までしてネットで賃貸マンションの物件探しをしていたのですが…。ただ、異動先とされた町は、車がないと不便な町だなあ、とは思いました。
その話がなくなった後に、それでは、どういう町ならいいのか、と、あれこれ北海道内のいろんな街の様子を眺めていたのです。駅とスーパーと職場、そしてマンションがすべて徒歩圏内、あるいはバスの利便性が高く、バスに乗ればなんとかなりそう、というところはどこなのだろうか、ということです。
あれこれ見ていたのですが、千歳がそうでした。駅近くにイオンがあります。ただここは昔いたことがあります。ですから車なし生活が可能だったのですね。
旭川は駅直結のイオンがあります。ここなら何とかなりそうですが、そう都合よく転勤先になるということはないわけです。
あとは条件を緩くして苫小牧がギリギリそうかなあ、という程度。ここは駅前にドンキホーテがあるのでまだ大丈夫ですが、イオンは郊外ですし、他のスーパーやデパートは閉店してしまいました。
函館や釧路すらいまは駅前に大型店がありません。釧路など駅周辺はゴーストタウン状態です。
函館は大型スーパーが駅や旧市街から離れた美原地区というところに集積しているようです。
20年以上前ですが、滝川は駅から西友の看板が見えて、ここなら住めそうかな、と思ったものですが、今回改めて見てみると、とっくの昔に撤退していました。
帯広は駅裏に長崎屋と、比較的近くに藤丸というデパートがあったのですが、これも最近閉店したそうですね。このクラスの都市でも車なしでは生活が困難になっているようです。
室蘭の室蘭駅はスーパーが近くにあるのですが、職場が遠く、東室蘭駅周辺は職場的には都合がいいのですが、イオンが移転するらしいですね。こちらとしては移転しない方が都合がいいのですが。
あと、意外にも稚内・名寄は多少無理をすればなんとかなりそうです。でも実際に住んでみると厳しいかもしれないですね。どうもアパートしかないようですし。
ただ、同じぐらいの街でも、網走は駅と市街中心部と郊外の商業集積地と職場がすべて離れていて、生活が難しそうです。もっとも、ショッピングセンターが何時までやっているか、とか、帰りに寄ったときどの程度品物が残っているか、とか、行ってみないとわからないことは多そうですが。
今住んでいる町だって、もし駅前の大型ショッピングセンターが閉店になれば、私のような人間にとっては非常に住みづらいところになります。そういう目で見ていると、そもそも、無理な注文なのかもしれません。
ただ、これからは高齢化で車に乗れない人が増えてくるでしょうから、町づくりに駅前スーパーの誘致というのは非常に大事になってくると思うのですが。イオンタイプのショッピングセンターも最近は苦境だそうで、そういうわけにもいかないのでしょうかね?
イトーヨーカドーも北海道内撤退だそうです。琴似店はたまに行って地元のスーパーにないものを買っていました。GMSといわれる総合スーパーは経営不振だということです。今いる町の大型スーパーも2台のエスカレーターのうち1台を止めています。
転勤先に限らず、退職後の生活を考えた場合でも、以前から駅・スーパー近くのマンションに住みたい、と思っていたのですが、スーパーが撤退したら生活設計が狂ってしまいます。
車なしで生活するのは難しい時代になってしまったものですね。