写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

23  久しぶりに大判時刻表を買ってみたのですが…

   一昨日、時刻表を買いました。コロナ禍のせいもありますが、この1年間、札幌圏から全く外に出ておらず、都会に住むと、こういうことが可能なのか、と、我ながら驚いています。

 

 それでも、先日の「特急『白鳥』乗車指南」の記事がきっかけになって、旅行に行かないまでも、せめて机上旅行でもしてみようか、という気になりました。

 

 ということで時刻表を久々に買うことにしました。時刻表自体、購入するのは一年ぶりですが、このところ久しく北海道から出ておらず、出たときはいきなり海外、という状態でしたから、「北海道時刻表」があれば十分で、ここ数年はこればかり買っていました。たまに全国の鉄道状況が気になるときは「コンパス時刻表」という小型の全国版を買っていました。これも数年間は購入していなかったと思います。

 

 大判の時刻表は昔はよく買っていましたが、ある時期から、かさばる上に物を捨てられない私にとってまた荷物が増えるだけの存在であることに気づき、全国版を買うときは「コンパス時刻表」ばかりになっていました。

 

 このところ、他の方の鉄道ブログや鉄道記事・動画などを見ていると、本州方面の動向が気になり、久々に全国版の時刻表を買う気になりました。ところが、近所の駅にあったキオスクは、昨年秋にセブンイレブンに改装されて、それ以来、時刻表はないか、あっても北海道時刻表しか置いていないようです。

 

 それで、近所のショッピングセンターにある本屋に行きました。ところがここにも「コンパス時刻表」がありません。北海道時刻表と大判時刻表だけです。ですから躊躇しましたが、せっかく久々に全国版時刻表を買う気になったので、思い切って大判の「JR時刻表」を買うことにしました。

 

 多分10年以上、あるいはもっと長い間、20年近く、敬遠していたので久しぶりにお目にかかることになります。1204円でした。昔は1000円を少し切るぐらいだったと思います。久しぶりに眺めてみます。

 

 かつての日本海縦貫線「白鳥」ルートを今たどってみたらどうなるのだろう、と思ってページを繰っていったのですが、直通列車はもちろん、特急乗り継ぎも不可、新幹線並行区間第三セクターの普通に乗らざるを得ません。ということで、宿泊なしで大阪~青森を在来線で乗り通すのは不可能であることを悟りました。上りは金沢、下りは新潟で、あと数分のところでの乗り継ぎができないのです。

 

 上越新幹線北陸新幹線を使えば日着が可能ですが、上越妙高での乗り継ぎなどがあり、かつてのルートを忠実になぞる、というわけではありません。普通と特急と新幹線の無理矢理乗り継ぎルートになります。

 

 また、今はもちろん夜行列車がないので、札幌から日本海回り、宿泊なしの大阪行きは不可能です。昔はできたことが今はできない、というのは寂しいものです。

 

 札幌~青森~金沢ですら東北新幹線北陸新幹線乗り継ぎでないとまともな旅程が組めません。その代わり札幌を朝6:00に出ると、新函館北斗、大宮乗り換えで金沢に16:19に着きます。昔は「はまなす」→「白鳥」で夜22:00に札幌を出て翌日の16:00少し前に金沢に着いていましたから、大幅なスピードアップ、でも大幅な遠回りで料金は調べませんでしたが相当高いでしょう。今は常識的には長距離は航空機利用、鉄道は相当の物好き以外は利用しないご時世ということなのでしょう。

 

 こんなことをしているうちに頭が痛くなってきました。昔は時刻表を何時間見ていても平気だったのに、目がダメになって小さい数字を追うことが難しくなっています。パソコンを見る時間が長く、そちらに目が慣れてしまい、最近は紙メディアを長時間見ると目のピントが合わないようで、頭がクラクラしてきました。実は今もクラクラしつつ無理矢理書いています。ということで今回はこれまで、ということに致します。

 

 私も鉄道も老いぼれ、時流から外れていっているのでしょうか?