写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

01  賞味期限が11年前の海苔をお雑煮にのせて食べてしまいました…

   前回で「ひとり者の食卓Ⅱ」という食べ物関係のカテゴリーが100回を迎え、今回から「ひとり者の食卓Ⅲ」にするのですけど、記念すべき第一回なのに、今日は皆さんに引かれるような話を書いてしまいます。 

 

    私の雑煮はシンプルで、餅のほかにはかまぼこ、三つ葉、それに海苔、かつおぶしを乗せたものです。もともと母方が金沢の町人の家系で、金沢の町人の家ではこういうシンプルな雑煮だったそうです。子供の頃、婦人雑誌に載っている各地のお雑煮特集で、金沢の雑煮が紹介されていましたが、その豪華な雑煮とは違うので、「違うじゃないか」と言ったことがあるのですが、その後、金沢の町人家庭の雑煮はこういうシンプルなもの、という記事を見て、うちは金沢の町人家庭の料理に忠実なのか、と思ったことがあります。

 

 今はひとり者ですし、北海道の住人ですから、違った雑煮でもいいのでしょうが、ひとり者ゆえ、凝った雑煮は面倒ですし、このシンプルな雑煮で済ませています。

 

 さて、問題はここからです。海苔があると思って、買ってこなかったのですね。どこかにあるはずだ、と思って棚を探ってみると、賞味期限が2014年、つまり11年前の海苔が出てきてしまったのです。昔会葬御礼でもらったものでしょう。色は赤っぽくなっていました。

 

 捨てればいいのに、これしかないし、正月元日にわざわざこれだけを買いに行くのも面倒です。それで、馬鹿なことに、乾物だから食べられるかも、と思い、念のため焼いてお雑煮の上にのせてみました。

 

 以前、引っ越し直後にずっと忘れていた16年前のそばの乾麺が出てきて、それを無理矢理食べてみたことがありますが、それに続く11年前の海苔。我ながら正月早々、何をしているんだか、と思います。

 

 胃の調子が悪いのはおせちの食べ過ぎのせいもありますが、これのせいかもしれません。でも食中毒やその他、からだの異変はありませんでした。さすがに残りは捨てようかと思いますが、捨てるのが苦手ですから、踏ん切りがつかないかも。