写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

40  玉子をようやく入手してビビンバを食べる

  先日、3ヶ月ぶりに玉子を入手した、という話を書きました。ということで、この玉子を使って「ビビンバ」を食べることにしました。

 

 ビビンバ、本当は비빔밥(ピビンバプ)とでもいう発音でしょうね。「비비다」が「混ぜる」という意味で「밥」が「飯」という意味。「混ぜご飯」という意味の韓国料理です。子供の頃に金沢に当時あった「とらじ」という焼肉屋に行って食べたのが初体験だったように思います。

 

 そして、かなり以前ですが、韓国の南西部にある全州という町が本場なので、ここまで、ただビビンバを食べるためだけに行ったことがあります。

 

 タクシーの運転手に韓国語で「ビビンバのおいしい店」ということだけ言って行ってもらったのですが、往復のタクシーの運転が乱暴で怖かった、という方が印象に残っています。当然、タクシーの運転手任せの当てずっぽうで行った店でしたが、付け合わせの前菜が大量に出たこと、ビビンバ本体もおいしかったという印象があります。

 

 今調べたら「韓国館本店」(한국관  본점 )という名前の店だったようです。当時そういう名前だったか覚えがありませんが、Googleストリートビューでみると、この店で間違いないようです。

 

 さて、思い出話になってしまいましたが、普段家で食べるビビンバはまずどんぶり飯の真ん中に穴を開けて生卵を入れ、「やまうのビビンバ」のパックをあけそれをかけ、合い挽き肉を炒めて載せて、さらにキムチとコチュジャンを載せる、という作り方をします。

 

 この「やまうのビビンバ」のパックですが、田舎にいた頃から愛用していました。当時は「困った時のビビンバ」という感じで、手軽に済ませたい時によく作っていました。

 

 ところが、こちらに来てから近くの大型スーパーにこれがないのです。なぜか近所にもう一軒ある小型スーパーにはあるのですが、こちらには合い挽き肉をなぜか売っていません。ということで作りにくい料理になっていました。

 

 大型スーパーに行けば、「やまうのビビンバ」の代替品、類似品は何種類も売っているし、この製品、実は「おかずビビンバ」というのが正式名称で、本来はご飯にかけて食べるものではないようです。この会社からは「ビビンバ丼」という製品が別に発売されているそうなのですが、その「ビビンバ丼」はあまり見かけた覚えがありません。

 

 この味に慣れていて、ほかのものでは物足りない気がしているので、結局「やまうのおかずビビンバ」をビビンバ用として長年愛用しています。

 

 ということで、最近は小型スーパーで「やまうのビビンバ」を買いためておき、食べたい時に大型スーパーで挽肉を買って食べることにしています。

 

 ところが、このところの玉子不足で、玉子が入手できず、買いためておいたビビンバのパックの賞味期限が近づいてきました。玉子がなくても食べられますが、やはり物足りません。そこで、わざわざ朝にスーパーに行って玉子をなんとか入手し、久しぶりのビビンバ、と相成ったわけです。

 

 本格的に店で食べるならともかく、家で食べる時はこの作り方がいちばん自分に合っているように思います。玉子の入手に苦労するようになるとは思いませんでしたが、玉子の供給状況が落ち着いたら、また食べることになるでしょう。