写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

24  2日目夜 ソウル鍾路地区の模範飲食店でカルビタンを食べる(2023年8月1日)

    さて、いったんホテルに戻り、落ち着いてから夕食を食べに出ます。韓国料理のうち、焼肉は一人で食べにくいし、一人で食べやすい料理のなかでは、「○○湯(タン)」という名のスープ系の料理が好きですが、今回は暑いのでまだ食べていません。でもせっかく韓国に来たのだから、参鶏湯かカルビタンを1回ぐらい食べよう、と思います。

 

 今度は小ぎれいなところにしようと思いながら行きます。ホテルから歩いて行くと、楽園商街のビルの手前に、よさげな韓国料理店があります。昨日から目をつけていました。「대청마루」(テチョンマル=「大きな板の間」という意味らしい)という店で「模範飲食店」のマークがあります。日本語付きの料理写真の看板もあり、ここにするか、と思います。

 

 ただ、高級店というほどでもないのですが、それなりの店なので、高いのです。カルビタン(骨付き牛肉スープ)が15000ウォンしました。1600円か1700円ぐらいになるでしょうか?韓国に来るたび、だいたい1回はカルビタンを食べていましたが、この値段は過去最高値。4年前の大邱で「王(特)カルビタン」が10000ウォンだったはずなので、やはり1.5倍。出されると非常においしく、肉も多めで過去1・2番のうまさではないかと思ったのですが、それでもこの値段ですからおいしいのは当たり前、と思ってしまいます。

 

 記事を書くため、この店のことを調べたら、2018年の段階でカルビタン10000ウォンという表示を見かけました。やはり5年で1.5倍になっています。

 

 ソウルはここ数年間で物価が上がり、かつての「買い物天国」はどこへ…という感じでした。昔から韓国はインフレ気味でしたが、それを為替レートがカバーしていたのですね。ですが今は円安でそうもいかなくなりました。物価水準は日本を追い抜いて、全体的に日本より多少高くなったのではないか、という印象でした。

 

 レシートをもらったら「キムガネ」と書いてありました。あるいはこの店、「キムガネ」という韓国風軽食のチェーン店があるのですが、その系統なのかもしれません。