写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

47  韓国の犬食禁止とヴィーガンへの抵抗感と…

 韓国で1月に犬食禁止法ができたということでした。

 

 韓国の犬肉食禁止は、かなり前から議論になっていたことです。1988年のソウルオリンピックの頃からこういう動きはありました。あのとき、表通りからは犬鍋屋が消えたのでしたね。でも裏町では生き残っていましたが、いよいよ消えるのか、と思いますね。

 

 昨夏韓国に行ったとき、補身湯ポシンタンという犬鍋屋が集まっている通りを通ったので、思い切って食べようか、と思いましたが、踏ん切りがつきませんでした。ですから私は自分で食べようか、と思ったくらいで、犬食賛成派です。犬食に抵抗があったというよりは、おいしいのかな、という疑問と、好奇心とが葛藤して、前者が勝ったというところでしょうか。そして基本的に伝統文化は尊重されるべき、という保守的な考えですから、よその国のこととはいえ、犬食禁止に関して、残念なことだなあ、と思います。

 

 犬といえば、やはり1月に日航機が海保機と衝突してまさかの全員脱出、という事故がありましたが、あの事故のとき、荷物室にいたペットが2匹死んだので、動物愛護家のタレントが動物も客席に乗せるべき、といいだして問題になっていましたね。

 

 私は生きている犬が苦手なので、というより犬嫌いなので、これに関してはまっぴらごめんです。そして私はどうも動物愛護運動が嫌いなのですね。

 

 ひいてはヴィーガン運動も大嫌いです。ヴィーガンの人って、多分犬猫が好きで、ではなぜ牛や豚を食べるのか、と問われて、それなら食べない、ということになった人でしょう。

 

 まあ健康のため(私はそうは思いませんが)などの理由で、ご自身でやる分には勝手ですが、欧米の一部のヴィーガンは動機が動物愛護、あるいは牛のゲップが温暖化の一因であり、畜産が環境に悪い、という説なんかが動機ですから、自分がやっているだけで済まなくて、他人が動物の命を奪うのも許せない、ということで、それを邪魔したり、肉屋を襲ったりすることがあるそうですね。こういう運動、日本に広がってほしくありません

 

 実は日本でも江戸時代までは原則的には仏教の影響で肉食をあまりしなかったわけですから、アジアの伝統といえばそうなのですが、でも今の私は普通に肉食をしていますから、これをやめろ、と言われても決してやめないでしょう。

 

 韓国の犬食禁止は、あと3年間猶予があるそうです。昨年、7回目の韓国に行って、しばらく韓国はいいかな、と思っていたのですが、犬が食べられるうちにまた訪韓しようかな、と思ってしまいますね。今度行くまでに、前回見つけた犬鍋屋が残っているのか、そして実際に食べる勇気があるか、とは思うのですが。