昨日の記事は、「タラの芽」を大量に購入したので天ぷらにした、という記事でした。実はそのとき、「残りは冷凍する」と書いたのですが、同じものを食べ続けても困らない私です。連日天ぷらばかり作っていました。ひとり暮らしで、残った揚げ油の処理も面倒なので、出来るときに同じものを何回も食べた方がいいということもあります。冷凍したらダメになりそうでもったいない、という気持ちもありました。
ただ、さすがに「タラの芽」だけでは飽きます。そこでとりあえずマイタケも買ってきて揚げていました。これにキュウリやミツバの酢の物や、冷や奴を添えて連日食していたわけです。
こういう食事は肉や魚介類がありません。精進料理に近くなってしまいます。私は熱心な仏教徒、というわけではありませんし、本当の精進料理ならいろいろ工夫が凝らされていておいしいものなのでしょうが、こちらは素人料理です。もちろんベジタリアンやヴィーガンではありません。どちらかと言えば近頃の欧米におけるヴィーガン運動には疑問を感じている方です。
ということで野菜類だけでは寂しいので、結局魚を買ってきて揚げることにしました。いちばんの候補は「エビ」ですが、これを揚げるのは意外と難しいもので、出来合いのものを買ってきた方がおいしいくらいです。
そこで、どうしようかな、と考えつつスーパーに行くと、「チカ」という魚がありました。キスやシシャモ・ワカサギ程度の大きさで、8匹ほど入っていて200円しません。しかも割引になっています。「厚岸産」とのことで、北海道の海の魚ですね。
釣りをする人はこれを釣ることがあるようですが、私は釣りをしませんし、天ぷら以外にこれといった食べ方を知らず、買ったことがありませんでした。
ですが天ぷらには適当な魚のようですので、はじめて買ってみました。安かったとはいえ、8匹というのは多いかな、と思ったのですが、安さに負けてしまったのはタラの芽の時と同じです。
そのまま食べられそうだったので、軽く洗っただけで衣をつけ、揚げてみました。タラの芽と一緒に揚げて食べましたが、これが意外とおいしいのです。持て余すか、と思ったのにすぐ食べきりました。
さらに、やはり100円台で「ワカサギ」を売っているのを見かけたのでこれまた買って天ぷらにしてしまいました。これもすぐ食べきってしまいました。「チカ」より「ワカサギ」の方が小さいのですね。一緒にタラの芽も揚げたので、大量にあったタラの芽も4~5日で食べきりました。しかし実に5日間も天ぷらを食べ続けたことになります。
まあ、これからは春は「タラの芽」と「チカ」「ワカサギ」の天ぷら、ということになりそうです。