写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

05 「楽園」からの転落

  これを書いているのは5月31日。明日からはまだ完全に正常な状態ではありませんが、通常勤務に戻ります。3月以降、転勤を挟んで4・5月と在宅勤務と職場に顔を出す日が半々ぐらいでした。一応仕事はしましたが、ほぼ6月以降の準備。いつもの勤務とはずいぶん違いました。

 

 特に転勤以後、新しい町で過ごしましたが、5月は気候もよく、花が咲き、緑も美しく、今週の土日も快晴続き。少し暑かったのですが、でも真夏のようなこともなく、家も風が通ります。今度の家はマンションの4階で、以前の家と比べると眺めがよく、遠くの町並みまで見えます。都会の街中なので、多少騒音が煩わしいですが、ベランダからは山も見えます。都会暮らしは出費が多いな、とは思いましたが。

 

 出勤する日は、朝、鬱気味でしたが、在宅勤務の日や休日はそういうこともなく、正直、ストレスを感じることがありません。こんな日々は大学生の時以来。就職してからはずっと何らかのストレスを抱えていました。特に今回は転勤と重なったことで、2ヶ月だけでしたが、いちど過去を水に流して、新しい環境でほぼ泥にまみれることもなく過ごすことができました。出勤日の鬱と6月からの不安を除けば、こんな気分で日々を過ごせたことはなかったと言えるでしょう。

 

 もちろん、コロナ禍の中で、いつもより忙しく目の回る思いだった方々、収入が途絶えて不安な日々を過ごした方々、いろいろいらっしゃったことは重々承知していますし、不謹慎な感慨だとは思いますが、自分にとっては正直「楽園」でした。とにかく、終わって欲しくない、でも終わるのですね。

 

 店や行きたい施設が休業だったので困ることもあったのですが、自分だってこんな状態ですから、文句は言えません。どっちを取るかといったら、多少不便でも、今の状態を選ぶでしょう。あとはマスクが鬱陶しかったぐらい。6月以降もマスクや消毒は続きますから、今後は、新しいストレス要因としてのしかかってくるでしょう。

 

 やはり私は対人接触があるとストレスになるようです。人付き合いがなくても全然寂しくなく、このブログやメールその他で知人と連絡を取り合うだけで十分でした。給料は減っても、自宅でできる作業的なことでもすればいいのかな、と思うようにはなりましたし、もう無理してこの仕事続ける必要はないのかも、とも思いました。

 

 ですが、在宅の仕事でもノルマとか、無理な注文とか、クレームなどが、あるのでしょうね。

 

 「仕事」というのは、他人のために何かをすることで対価をもらうことで成り立つのですから、独りよがりのブログを書いてアクセス数が少なくてもアンチコメントが来ないのでかえっていいや、なんて悠長なことを言っているわけにはいきません。

 

 あと、右目だけがパソコンに向かっていると涙目になって痛くなるのだけが困りごとでした。健康面は少しずつ衰えていきますね。パソコンに向かっていると、休み休みやっていても、午後2時過ぎにはもう右の目の状況が悪くなります。休憩や気晴らしもパソコンやスマホですから、これはどうしたものかとは思いますね。

 

 以前の休暇の時、対人ストレスが減ると、機械に対するストレスやものが壊れたりなくなったりすることが気になったりしてストレスになることがありました。思い切って転職したり、仕事を辞めても、別のストレスが発生するのかもしれません。

 

 仕事を辞めれば、きっと、無収入の不安や将来不安に苛まれたり、引きこもりの後ろめたさを感じるのでしょうね。

 

 どっちみちストレスはある、そう言い聞かせて、明日から出勤します。これを皆さんが読んでくださる頃、自分はどんな心持ちでいるのでしょうか?無事に終わってくれればいいのですけど、どうなることやら…。