写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

35  Google翻訳であれこれ訳してみたのですが…

 前回の記事を載せてから、まだGoogle翻訳で遊んでいたのですが、ハマってしまいました。当分この遊びを続けそうです。

 

 私は英語については素人ですが、AIの学習の積み重ねが多いのか、それとも私の無知なのか、ここまでいじってきて、あまり文法的な間違いはなく、誤訳は比較的少ないようでした。

 

 ただ、いろいろ試した中では「写真を撮ってもらっていいですか?」というのが苦手なようで、主語を取り違えて「写真を撮ってもいいですか?」になってしまいます。

 

 日本語では主語を省略することが多いので、主語の取り違えが起こります。話し手の「私」と「あなた」を取り違えていることが何度かありました。わざわざ「私は」「あなたは」と入力すると、英語では正確でも、日本語や韓国語では不自然な表現になってしまいます。 

 

 他には、直訳的で意味はわかるけど、実際の場面では、こういう言い方しないんじゃないかなあ、というもの、特に日本語や韓国語の場合、失礼な表現になる、というのもありますね。正確な敬語は日本語ネイティブの私でもよくわからないのですが、難しいのでしょうね。

 

 自動翻訳でもう一つ困るのが男女の性別です。英語の翻訳でも、英語名以外の名前で入力したら、「he」と「she」を取り違えているケースがありました。

 

 そうやってみると、日本語や韓国語って、案外男女の別がないことに改めて気づきます。ただ、韓国語の場合、妹から呼ぶ「姉」(언니)と、弟から呼ぶ「姉」(누나)が違うはずですが、同じ訳語(언니)になってしまいます。それでも通じることは通じるのでしょうが、一般的にOKなのかどうか、ネィティブの韓国人は違和感を感じるのか、知りたいところです。韓国の方が見ているとは思えないのですが。

 

 ちなみに妹から呼ぶ「兄」(오빠)と、弟から呼ぶ「兄」(형)も違うのですが、なぜかこちらは使い分けていました。

 

 英語や韓国語でもあやしいのに、全く無知な他言語について書くのはどうかと思うのですが、ロシア語は男性名詞とか女性名詞があるのでややこしいです。ロシア語は男性と女性で「日本人」という単語が違うのですが、会話の文に日本人男性と女性の名前を入れたら、前者は「японец」、後者は「японка」とちゃんと使い分けていました。これは感心しました。まあ、韓国人の名前などダメな場合もありましたけど。タイ語は語尾が男女で違うのですが、これもうまく反映されないようですね。

 

 やはり一番苦戦するのはタイ語で、むかし市民講座に通ったことがあるのに、文字をほぼ全く読めないので、一応下にアルファベットも出るのですが、それでも歯が立ちません。やはり文字は一から勉強しないとダメなようです。あと、タイ語は男言葉と女言葉の語尾があるのですが、ほぼ全部女言葉の語尾になっているようでした。

 

 ネット情報では、タイ語の自動翻訳はかなり難しいそうなので、下手に使わない方がいいのかもしれませんが、片言でも習ったことがあるので、これを使ってもう少し知りたいなあ、とは思いますね。

 

 あれこれいじってみて、ふと思ったのですが、これからは文章がうまい下手というより、翻訳しやすい文章が求められるようになるかもしれませんね。日本語でも主語をきちんとつけるとか、使役や受け身は誤訳されやすいので避けるとか、男女の別をきちんとわかるようにするとか、そういう文章が求められるようになるかもしれないです。