写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

07  韓国短期留学4日目~「体験学習」でサウナへ<その1>(2003年1月8日)

 4日目 2003年1月8日(水)

 

 今日は体験学習の日です。何でも授業3日目に嫌になる人が多いそうなので、3日目に気分転換の体験学習を入れるようになったとのこと。観光気分で来る人が多いので、ということでした。まあ私もそうですけど。

 

 普通の授業をやってもよい、とのことでしたが、この学校しかやっていないとのことですし、せっかくなので普段行けないようなところに連れて行ってもらいたいもんです。ですがいざ決めるとなると優柔不断な私、相当迷いました。

 

 買い物は一人でも何とかできるし、郵便局なら月曜日についてきてほしかった。映画鑑賞は先生お勧めだったのですが、私は映画に興味ないし、博物館の解説を頼もうかと思いましたが、これも最近は日本語音声ガイドがついていたりするので意味ないかもしれない。なかなか聞き取れない地下鉄案内放送のヒヤリングについてきてもらおうか、とも思いましたが環状線をただぐるっと回るだけではあほらしい。

 

 過去には犬鍋を食べに行った人もいるそうですが、これも何だかなあです。TV局見学も考えましたが、急に行っても入れてくれるかわかりませんし、この際だからテコンドー(韓国式空手)一日体験でもするか、とまで考えましたが、どこでそんなことするんだ、と思います。

 

 あれこれ悩んだあげく、結局バカなことに韓国でもサウナに行きたい、という要望を出してしまいました。よく女性が「汗蒸幕」という韓国式蒸し風呂に入っているのをテレビでやっているので、できればそれでも、ということにしました。

 

 ところがこれまでの講師陣は女性ばかりです。なぜかこれは他の学校でも同じで、不思議なのですが、まさかサウナについて来てもらうわけにも行きません。結局、「男の先生もいますから頼んでみます」とのことで、20代後半の若い男の先生がついて行くことになりました。日本語堪能ですが、この男の先生は正式の先生ではないとのこと。あとで名刺をもらったら営業の人でした。

 

 はじめは何か無愛想な人だなあという印象です。地下鉄宣陵駅から2号線環状線)に乗って、舎堂駅で4号線に乗り換え神大入口というところで降ります。ここもソウルの「山の手」にあたる江南(漢江という川の南)地区なのですが、ちょっと雑然としています。

 

 しばらく歩いていくと大きなビルがあり、そこが「大衆サウナ」です。3階か4階まで昇って、中に入ります。結構きれいで、サウナというより健康ランドの趣。11000ウォンだったかでした。男の先生も自分で払います。まず服を脱いで上の階に上ります。そこが浴場。シャワーを浴びてからだを洗い、薬湯に入ります。韓国の人は前をまったく隠しません。平日昼間なのに結構若い兄ちゃんもいます。あと寝転んでいる人がいますが、これはどこかで読んだことがあります。潜る人もいるとか聞いたこともありますが、それはいませんでした。

 

 何種類も風呂があります。隣が桧風呂で、どうやら日本から桧を持ち込んだらしく、ハングルで「ヒノキ」と書いてあります。私が「あれ桧風呂ですね」というと、桧を知らないらしく「火の木」と思ったようです。で、そんな話を韓国語でしていると、横のじいさんが韓国語で彼に桧の説明を始めました。私には内容がわかりません。でも彼は話の中身を解説してくれないのです。

 

 日替わり風呂もあってこの日はレモン風呂ジャスミンとかいろいろ書いているのですが、金曜だか土曜日だかの種類がわからないので彼に聞いてみたら「私にもわかりません」とのこと。

 

 横にサウナがあるのにそこには行かず、脱衣場に戻ります。おやおやと思っていると、シャツと短パンを着て休憩室みたいなところに行きます。その横が男女共用の韓国式サウナでした。共用なので服を着るみたいです。大衆サウナなので本当の汗蒸幕でなく、擬似的なものでした。まあそれでもいいです。