写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

95  日本共産党に思う(その2)

   昨日から日本共産党について思うことを書いているのですが、共産党も今年で100周年だということです。長い歴史のある党ですから、様々な紆余曲折があります。

 

 設立当初はコミンテルンの日本支部として、設立され当初はソ連の指揮下にあったわけです。

 

 一方、戦前は非合法の地下組織ですから、激しい弾圧を受け、党員たちは当局から送り込まれたスパイに関して疑心暗鬼となり、査問事件も起きています。そして壊滅状態になり、戦後を迎えて事実上の再結成を行うわけです。

 

 一時は暴力革命志向となった時期もありました。また、かなり長い間ソ連などから資金提供を受けていたはずです。その後、「自主独立路線」となり、ソ連中国共産党と対立状態になりました。筋を通したわけですが、結果的に孤立状態にもなったのでした。

 

 自主独立路線を取ることができたのは、高度成長期に財政的に潤沢になり、ソ連などからの資金援助を受けなくてもやっていけるようになったことも大きいでしょう。しかしその源泉は赤旗」をはじめとする機関紙等の事業収入だったそうです。

 

 それで思い出したのですが、私の大学の図書館の新聞閲覧台には「赤旗」が置いてありました。たまに見ていたのですが、「赤旗」があるのなら、公平に同じ日刊政党機関紙である「自由新報」や「社会新報」、「公明新聞」も閲覧台においてあるのならまだいいのですが、置いてありませんでした。

 

 今はどうか知りませんが、大学でも30年以上前はそうだったわけです。公費で購入していいのかな、と思っていました。

 

 ほかにも公共機関に「赤旗」を取らせて購読料を取っていたところがあったと聞いています。今なら、というより当時でも問題でしょうね。かなり強引な拡張があったとも聞きます。

 

 また、かつての指導者である宮本顕治氏や不破哲三氏は立派な邸宅に住んでいたという話を聞いたことがありますが、そうして得た潤沢な資金で生活していたのでしょうか?

 

 今の志位和夫氏は普通の分譲マンションに住んでいると聞きます。そこはつつましやかでいいと思うのですが、この人も突然党大会で書記局長に指名されて、その後委員長になって久しくなりました。在任が長すぎますね。代わりがいないという事情もあるかもしれませんが、この党は民主集中制の原則を放棄して選挙で委員長を選ぶ、ということをしないでしょうか?また、共産党員の皆さんは党首選をしないことについての疑問を持たないのでしょうか?

 

    統一教会の選挙ボランティアが問題になっていますし、公明党でも似たようなことがあるでしょう。私の目からすれば、共産党員のある意味「献身的」な党活動、あるいは「学習活動」もどこか宗教的に見えてしまいます。 

 

   また、かつて野坂参三氏を切り捨てた時にはずいぶん非情なものを感じました。また、密室性が高い党運営を見ると、かつて「クレムリノロジー」とか「ペキノロジー」といわれたような洞察が必要で、それが疑心暗鬼につながると思いますし、このような運営の仕方ではいくら否定しても他の共産国のように権威主義体制を志向していると疑われても仕方ないと思います。

 

 やはり歴史が長い分、過去を詮索するとあれこれ疑念を感じることが出てきます。社会民主主義政党として抜本的な「解党的出直し」をする気はないのでしょうかね?かつて分派運動を「修正主義」などとして切り捨てていた歴史があるので、それを背負っている限りは自縄自縛状態にあるような気がします。