オリンピックに関心がない、といいながら、あれこれニュースや動画を見ています。今回は遠く離れた国なので、東京の時と違って、冷静に見ることができるのでしょう。
このブログにスポーツのことをほとんど書いたことがなく、スポーツ競技にはあまり興味のない方なので、正直、競技自体は「ふーん」という程度なのですが、開会式のあれこれのこぼれ話や評価の記事などは興味深く見ています。
そんなものばかり見ていたら過去のオリンピックの開会式動画がyoutubeの「おすすめ」に出てきました。1980年のモスクワオリンピックの開会式は初めて見ましたし、1984年のロサンゼルスオリンピックや1988年のソウルオリンピックなどの開会式を見ていました。こういうものもyoutubeでは見られるのですね。
1984年のロサンゼルスオリンピックの時、その前のモスクワオリンピックを日本がボイコットしたので私は開会式を見ておらず、この大会が生で開会式を見た初めてのものでした。ちなみに1976年のモントリオールオリンピックは閉会式だけ見た記憶があります。
それはともかく、ロサンゼルスの時、まだ冷戦期で東側諸国がモスクワのときの意趣返しのボイコットをして、「片肺五輪」とよばれた時期でしたが、アメリカがオリンピックの参加国数を増やそうとして小さい国や属領まで支援してオリンピックに出場させたので、入場行進には地図帳にも載っていない属領の類まで出ることになり、そんなところがあるのか、とあれこれ調べたりしたものです。むやみに小さい国が出るようになったのはこのときの名残り、今考えると冷戦の副産物ですね。
1988年のソウルオリンピックの時は、もう韓国マニアになっていたので、韓国もこれだけのイベントができるようになったのか、と感慨深く思いましたし、今度は冷戦が終わりかけの時期で、東側諸国も民主化直後の韓国に来ていたので、時代は変わったな、ということを実感した開会式でした。
こうして国際政治を目で見える形で見ることができるので、開会式だけは見るようになったわけです。でも、その後のオリンピックは、できるだけ見るようにしていたものの、時差の関係でしっかり見ることができなかった開会式もあったように思います。
アトランタ(1996年)とシドニー(2000年)、北京(2008年)、そして東京(2021年)は間違いなく見た覚えがありますが、ヨーロッパで開かれたバルセロナ(1992年)、アテネ(2004年)、ロンドン(2012年)あたりはちょっとあやしいです。
特にヨーロッパで開催される場合、深夜帯に中継されるので見るのがキツいのですね。多分見たとしても寝ぼけていたのでしょう。今回のパリは見るのがキツい深夜帯だったのに、なぜか目がさえていましたが。
一番あやしいのが、ブラジルのリオデジャネイロ(2016年)でした。動画をところどころ見たのですが、こんなの見たかなあ、という印象でした。
私はこういうモヤモヤが気になる性分ですし、また、記録魔でもありますので、あれこれ過去の記録をあさっていくと、当時田舎町に住んでいたのですが、なぜかこの開会式の日に札幌に行く用事があったようで、どうやら見ていなかったようです。
開会式だけは見るようにしていたつもりでしたが、札幌行きを優先したのか、と思います。今にしてみると、なんで見なかったのかなあ、と思ってしまいますが、当時、関心が薄れていたのでしょう。ずっと気にとめていなかったのですが、8年後の今になってモヤモヤしてしまいます。嫌な性分です。
閉会式はいつもあまり熱心に見ないのですが、安倍首相がマリオの格好で出てきたのは覚えていますから見たのだろうと思います。
冬のオリンピックの場合、出場国が少ないので、一応見るのですが、そこまで熱心に見ることがなく、ロシアのソチで開かれたとき(2014年)は起きられず、寝床で音だけ聞いていて、寝落ちしたのを逆によく覚えています。リオの開会式を見なかったのは、このとき見損なったので、まあいいや、と思ったからかもしれません。
まあ競技には興味がなくても、こういうことには興味がありますから、オリンピック自体はあってもいいのかな、と思います。大阪万博は大反対ですけどね。