葬儀そのものについては詳しく書きませんでしたが、書きながら、これを親族が偶然見たら特定されそうだな、と思いつつ、連続投稿維持のため、細かいことまで書いて載せてしまいます。
さて、帰りには13:50新千歳空港発、特別快速エアポート89号に乗ります。また指定席をとってしまいました。721系の転換クロスシ-トならよいのですが、ロングシート車では疲れます。4号車4番D席、という席を取りました。4続きですが葬式帰りなのでいいでしょう。
指定席の隣が韓国人の老人で、日本語で「函館まで何時間かかりますか?」とか「あの山は何というのですか?」とか、「近くに温泉ありませんか?」とか聞くので、はじめは観光案内のつもりで答えていたら、身の上話をはじめて、それが富裕層の自慢話。
元証券会社の取締役で、東京に駐在していたときは家賃63万円のマンションをあてがわれていたとか、毎月日本に来て沖縄から北海道まで全部行って、先月は名古屋だか大阪だかにいったとか、2週間前はアメリカの大学を出た娘がいるカリフォルニアに行ったとかといって写真を示されたり、元気自慢で韓国の高い山はみんな登ったとかいって登った山の写真を示されたりして、正直参ってしまいました。
私の方はといえば葬儀費用と引っ越し、家賃上昇に場合によっては再引っ越しにタクシー通勤、あるいは車購入?などと言って、どうしてここに来て金運が急にここまで悪くなったのだろうと、ある種の転落感を味わっている状態なのです。
株も下がっているし、これまでは最大の出費はたまの海外旅行でしたが、葬儀の仕切りをほかの親族に任せた分、私が葬儀費用を出すことになり、これまでの人生とは違って一桁違う数百万単位の出費、資産減少になってしまいました。
一体何で急にこれだけ金運が悪くなったのだろう、人生始まって以来の資産減少が避けられず、何か罰でも当たったのだろうかと、父親の死去以上にショックを受けていました。そんなことでへこんでいる中で富裕層の自慢話を聞かされたので、自分がむなしくなりました。
さっきまでプレミアムクラス客になって自分もちょっとリッチかな、と思っていたのですが、上には上がいるのですね。この会話内容、晒すのもどうかと思いましたが、どうせ韓国人老人氏、自慢したかったのでしょうから晒してしまいます。
相手が片言ぐらいの日本語で観光地の質問に答えるくらいだったら、韓国語に切り替えて会話練習になるかな、と思ってはじめの質問に答えていたのですが、余計へこんでしまいました。
ということで14:41に地元、といっても、転勤ですから、もうじきさよならするのですが、その駅に着きました。
これでおしまいです。読んでくださった方、ありがとうございました。