写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

23 「人間五十年」

 このブログ、何度も書いたように、始めたきっかけは昨年海外旅行にむやみに行ったことでした。あと何カ所か旅行するつもりだったのですが、コロナ禍で無理になりました。

 

 もともとその間に古旅行記でつなぐ予定だったのですが、それをさらにつなぐ必要が生じ、日々の生活や食べ物の話、ブログに関すること、さらに他のブロガーさん達の影響を受けて、歌の話や偏屈な自分の考えも載せるようになり、政治がらみの話まで載せてしまいました。そして子供の頃、転校を重ねたことにまつわる思い出話やテレビに出た話まで書いてしまいました。

 

 仕事の話は一切書かないつもり、あと、プライベートではあっても、書かないつもりの話もありますが、それを除いたとしてもずいぶん自分のあれこれを書き連ねていった気がします。毎日更新するからそんな話まで載せなければならなくなったのであって、旅行にいったときだけまとめて記事を掲載し、あとは放置、というかたちでもいいのかも知れませんが、こだわりの強い性格ゆえ、今のところ意地になって更新を続けています。

 

 初めは旅行記、そのうち雑記ブログ化し、さらに自分のあれやこれや、人生上のさまざまなことを書き連ねるようになってしまいました。今後も毎日更新、あるいはそれに近い状態を維持するとすれば、これまでに掲載した約20年前より前の旅行についても不確かな記憶をたどりながら、文章におこして掲載せざるを得ないかな、と考え始めています。20年前の旅行記は、そろそろネタが尽きかけていますので。ただ、文章にするのが大変ですが。

 

 私の人生でよかったこと、楽しかったこと、ブログに書いてもいいことは、だいたい旅行の思い出とつながっています。日常生活の中では、あんまりいい思い出は残っていません。

 

 このようなブログを書き連ねていると、私の50数年の人生の総まとめをしているのではないか、という気になってきました。あちこち痛い、調子悪い、メンタルもダメダメ、とボヤきつつも、まだ死につながるような疾患を持っているわけではありません。それでも、もう人生まとめの時期に入ったのかな、という気がしてきました。

 

 織田信長桶狭間の戦いの出撃の際、「人間五十年」と謡い、舞を舞ったという逸話がありますが、私も「人間五十年」の時期にさしかかったのかな、と、ブログ記事を書きながら思うことが多くなりました。