写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

16  お餅と酒粕を網で焼きたいのですが…

 1月も末になってこう書くのも変ですが、正月といえばお雑煮です。正月明けに「ひとりでもクリスマス&お正月」と題する記事を書いて、お雑煮を食べたことを書きました。実はそのとき、お餅を焼くのに大変苦労したのです。

 

 網をガスコンロの上に置いて、お餅を焼こうとするのですが、どうしても強火になりません。勝手に弱火にしてしまいます。お餅というのは弱火で焼くものですが、それにしても弱すぎます。いつまでたっても膨らみませんし、お焦げもつきません。ずっと待っていましたが、ついにしびれを切らし、ある程度柔らかくなったところであきらめ、お雑煮の汁の中に投入しました。

 

 ネットで調べてみると、どうも近頃のガスレンジは「SIセンサー」なるものがついていて、火災防止のため、高温での網焼きができないようです。専用の焼き台が必要なのだそうですが、3000円近くします。 

 

 昨春転居したので、その際オーブンレンジを買いました。それではオーブンレンジを使ってみてはどうだろう、と思い、小型の鏡餅を置いていたので、鏡開きの時は、このオーブンレジを使ってみました。しかし、使い方の要領が悪いようです。そもそも「オーブン」機能を使うのか、「グリル」機能を使うのかが判然としません。説明書を見ても餅の焼き方は書いてありませんでした。

 

 とりあえずグリル機能で焼いてみましたが、どうもいまいちです。焦げ目もうまくつきませんでした。それでも砂糖醤油をつけて食べました。

 

 砂糖醤油をつけて、冬に食べたいものがもうひとつ。酒粕です。酒粕もいろいろありますが、網で焼いて砂糖醤油をつけて食べるのに適しているのは「板粕」です。私はこれが結構好きなので、何度かこれを買って網焼きします。

 

 今年もこれを食べよう、と思い立ったものの、まずガスコンロがこれでは網焼きできません。またオーブンレンジを使おうか、と思いつつ、近くの大型スーパーに行ってびっくり。なんと板粕を置いていないのです。練り粕と甘酒の素だけ。田舎のスーパーにだって当たり前のように置いてあったのでまさか置いていないとは思ってもいませんでした。

 

 仕方ないので、近くにもう一軒ある、地元資本の小型スーパーに行きます。こちらの方が小さい店なのに、板粕がありました。ですがブロック状でやや柔らかい感じです。まあそれでもいいや、と思い、これを購入。

 

 オーブンで焼いてみましたが、説明書にはもちろん酒粕の焼き方など書いてありませんし、要領を得ません。

 

 ふと、それではガスコンロの魚焼きグリルではどうか、と思い立ちます。魚焼きグリルは普段は文字通り魚を焼くのに使いますから、大丈夫かな、と思いつつ、アルミホイルを網の上に置いて焼いてみました。

 

 やや時間がかかるものの、焦げ目もついておいしく食べることができました。このやり方がいちばんいいようです。

 

 しかし、「板粕」というと、ふつうは薄い板粕を何枚か重ねてパックにして売っているものです。ブロック状の板粕を包丁で切って焼くのですが、面倒ですし、やや柔らかくてうまく切れません。

 

 仕方がないので先日札幌駅地下のエスタ」の地下食品売り場を探したところ、「松竹梅」の板粕がありました。薄い板粕が3枚ほどパックされているものです。この方が使いやすいです。しかしいちいち板粕を札幌駅まで買いに行くのもアホらしいし、今のところは地元スーパーのブロック状の粕を切って焼いておやつにしています。

 

 砂糖醤油とよく合い、ついつい食べ過ぎてしまいます。冬のおやつに最適ですね。

 

 腑に落ちないのは歩くと足が痛くなるほどの大型スーパーに板粕がないことです。このスーパー、他にも妙なものがないのです。田舎のスーパーにすらいつもあったのに、なぜ置いていないのだ、という品物が結構あります。一度置いて欲しいものリストでも作って、投書してみようかと思うのですが、やる価値あるでしょうかね?