写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

30  2022年、レコード大賞の感想

   12月30日にレコード大賞がありましたね。もう昭和どころか平成も終わって令和だし、レコードどころかCDの時代でもなくなりつつあるのに、まだ「レコード」大賞、なのか、と思います。「歌謡大賞」みたいに、昭和終わり、平成初めでやめた方が潔かった気がします。

 

 それでも、各種大型歌番組があるなか、普段はテレビを見ることがない私が今でも年末に久しぶりにテレビをつけて、年末年始だけは歌番組だな、と、一応チラ見する、というよりネットを見ながら音を聞いていた、という方が実情なのですが、とにかく、その程度の誘導効果ぐらいはあるのでしょう。もう賞の価値はないと言われながらもまだ続けているのは、そういう視聴者を狙っているのでしょうかね?私みたいな人はそう多くないと思うし、また、さすがに4時間半テレビをじっと見続けるだけの根気はありませんが。

 

 もうかなり以前からですが、日々の生活のなか、街を歩いていて、今流行している曲が聞こえてくる、という機会が少なくなっているように思います。うちの近くの飲み屋と小型スーパーは店頭で有線放送を流しているのですが、かかる曲が古い歌ばかりで、おニャン子クラブ中森明菜ならいい方、この前TRFがかかっていましたが、お、新しいな、と思ってしまうくらい。先日など島倉千代子の「東京だよおっ母さん」とか、黛ジュンの「天使の誘惑」がかかっていて、もう半世紀以上前の曲じゃないか、と思ってしまったのですが、スーパーや飲み屋の顧客層にはそれでいいのでしょう。

 

 ということで、今年のヒット曲を全く知らない、と思っていたのですが、それでも新人賞に出てきた人たちのうち、OCHA NORMAというグループの「恋のクラウチングスタート」という歌と、Tani Yuukiという人の「W/X/Y」という歌は、それでもどこかで聴いたことがあったようで、誰の何という歌かは知らなかったものの、曲そのものは知っていました。どこかの有線放送で流れていたのでしょう。それぐらいしか思い当たるところがありません。

 

 で、このどちらかが最優秀新人賞なのかな、と思っていたら、田中あいみという人の「大阪ロンリネス」という歌が受賞しました。この歌は全く知りません。私はもはや歌に全く無知になっていますから、この授賞が適切なのかさっぱりわかりません。昔はだいたい知っていたから誰だろうか、予想しながらワクワクしながら見ていたのでしょうね。ここ数年、新人賞など知らない曲ばかりのなか、たまに聞いたことのある曲があったので、この曲かな、と一応予想しましたものの、大ハズレでした。 

 

 その他、「特別国際音楽賞」だかの韓国のSEVENTEENというグループはきれいな顔立ちのイケメン君たちだな、と思いましたし、改めて韓国もイケメン君が多くなってきたのだ、と思います。これでは日本のアイドルは苦しいですね。

 

 大賞候補(優秀作品賞)の中では、BE:FIRSTの「Bye-Good-bye」、Wacciの「恋だろ」、Mrs.GREEN APPLEの「ダンスホール」、Adoの「新時代」はどこかで聞いたことがありました。心当たりはやはりどこかの有線放送で流れていたのだろう、という程度ですが。ただ、番組を見る前に曲そのものと曲名、歌手(グループ)名が一致するのはひとつもありませんでした。ところが、歌手として私が知っているのは純烈と氷川きよし、なのです。ところがこの人たちが歌った歌は全く聴いた覚えがありません。その辺のずれも大きくなっているのかな、と思います。

 

 大賞を取ったSEKAI NO OWARIの「Habit」という歌は知りませんでしたが、そこそこ流行っていたそうですね。ネットで見るとAdoが会場に来なかったことを考慮するとまずまず順当な授賞なのだとか。私はこのグループの存在は知っていましたが、この曲は知りませんでした。でもこのグループが大賞となると、「世も末だ」という感じがしますね。

 

 大賞を取った後、画面を見ていてボーカルの子は今どきの男の子だな、と思ったのですが、気になったので年齢を調べてみたらもう37歳なんですね。おじさんでも「男の子」に見えてしまうのは、私が年をとったせいか、今どきの30代が少年っぽいからなのか、どちらなのでしょうかね?