写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

09  茶道教室に通った日々<その7>

 道教「茶茶くらぶ」に通っていた、2006年から2007年頃の感想の記録をリライトして掲載しています。今日は2007年の7月頃の話。今更、という気もするのですが、読んでやってください。 
 
 7月7日(2007年)に大阪からお茶の教室の社長が来るとのことで、そのとき生徒との懇談をやるので出て欲しいといわれ、出ることにしました。謝礼として3000円のギフト券がもらえるとのことだったので。このお茶の教室は全国チェーンで、今回各教室を社長が回って意見を聞いて回るということになったそうです。
 
 社長と部長が二人で意見を聞くことになったのですが、ほぼ同年配と思われる二人なのに、雰囲気が明らかに違います。部長はサラリーマン然としていますが、社長はひげを生やしてやり手、という感じの青年実業家でした。生徒側は6人。じいさんと若い兄ちゃんと私。そして女性3人。
 
 まずじいさんが口を開き、延々となぜ受講したか語ります。若い兄ちゃんは意見や質問をメモに書いてくる几帳面さ。
 
 私は質問や意見を3つぐらい考えていたのですが、それを言うと思いつきでいろいろ言ってしまいました。復習レッスンが高すぎるとか、経営状態は大丈夫なのか、とか、金がらみのことばかり聞いてしまいました。
 
 女性のうち一人はきまじめな人で、真剣にお茶に取り組んでいる様子。今のレッスンのレベルでは不満足な様子でした。私がお菓子がおいしいというと、札幌と福岡の教室は特注なので他の教室の作り置きの菓子よりおいしいとのこと。あとは講師は名札をつけているのになぜスタッフはつけていないのか、とか、たわいのない意見を2つ3つ言っておきました。
 
 社長は単刀直入に「札幌は体験レッスンを受けて受講を申し込む人の率が他の教室より際だって低いが、どうしてだと思うか?」と聞いてきました。他の人は札幌は文化レベルが低いとか言っていましたが、私はお金の問題でしょうね、といっておきました。なんでも地方の料金を安くするか検討中なんだそうです。東京では一ヶ月先でないとレッスンの予約がとれないそうですが、札幌ではそういうことはありません。だいたい前日に電話しても大丈夫です。
 
 3時間ぐらいいろいろ話をして終わりました。女性の意見には「茶室に向かう通路に白砂が敷いてあるが、そこに髪の毛がいっぱい落ちていて嫌だ」というようなものもあり、私は全く気がつかなかったのでそういう感覚の違いがあるのだなあ、と思いました。