この日、「タートルアン」からかなり歩いたのに、昨晩のマッサージのおかげだったのか、足が痛くなりませんでした。あと、バンコクほど暑くなかったです。
ホテルとメコン川の岸辺の間に「福徳廟」という中国風寺院があります。そこに行ってひと休憩。そのあと、2時頃ですが、ホテルのフロントに行きます。昨日と同じ男の愛想よい係員とその横に女の子の係員もいました。この女の子、カタコトの日本語が使えます。預けていた荷物を取り出してもらい、タクシーを頼みます。
ヴィエンチャンには近年中国へ行く鉄道が開通し、一方でタイに向かう鉄道もヴィエンチャン市内近くまで延長されました。ということで、新しい駅が2つできたわけです。タクシーで意思疎通がうまくいかないと、タイへ向かう予定なのに、中国へ向かう駅に連れて行かれるおそれがあります。また、タクシーが捕まえにくい町だというのもわかりましたし、ぼったくりされる可能性もあります。
ということで、ホテルでタクシーを頼むことにしたのですが、「タイへ行く鉄道の駅」とスマホの翻訳で見せると、「カムサワート」駅であることを理解してくれました。ですが、料金が案外高くて、33万キープとのこと。約2400円ほどです。
タクシーの運転手が迎えに来るのか、と思って待っていたら、赤いホテルの制服を着た人が来て普通の車に乗せてくれました。これは正式のタクシーではなく、送迎サービスだったようです。
割高ですし、おとなしく街中のバスターミナルから国際バスに乗れば夕方にはタイのノンカイに着くし、値段も安いのですが、鉄道に乗るためにやってきているので、仕方ありません。
タイからの鉄道がヴィエンチャン市内まで延長された、ということでしたが、それでも新しい駅は郊外です。2400円は高すぎですが、結構な道のりでした。駅に向かう途中、真新しい高層マンションも見かけました。この国もこうして発展していくのでしょうし、こういうマンションに住むことができる人々もいるのでしょう。
タイ行きの列車が発着するカムサワート駅は、真新しくて大きい駅なのですが、周りに何もなく、中も何もないようです。とにかく、カムサワート駅に到着しました。3時前に着いたのですが、列車は18時25分発です。朝9時すぎとこの列車の2本しかないので仕方ありません。列車での国境越えにこだわっているわけですが、結局、夜の列車に乗るため、長時間待つことになってしまいました。