前回の記事で書いたとおり、NHK党が当選者を出さなかったのは日本のために大変よいことだったと思ったのですが、一方、参議院議員選挙と同時に行われた奈良市議会議員選挙で、あの迷惑系ユーチューバー「へずまりゅう」がなんと当選してしまったそうです。
「悪名は無名に勝る」と言いますが、まさにそんな感じです。奈良の鹿の保護活動をやって、「外国人から鹿を守る」と称していたのが評価されたらしいです。それも3位当選とか。はっきり言って呆れます。
過去の言動や訳のわからないyoutube動画、正直言って過去に見てしまったこともあるのですが、見たからと言ってこんな人間を市議会議員選挙で投票しようとは全く思いません。むしろ嫌悪感が募ります。
私も山口県にいた人間ですから山口県出身者として「山口の恥」とすら思っています。まあでも恥知らずだから選挙に出るんでしょうね。
過去にはNHK党から参議院の山口県の補選に出て落選していましたね。そのときも6000票だか取って、落選は当然としてこれだけ取ったことに驚愕したのですが、これぐらい取る力があれば市議会選挙程度では当選してしまうのでしょうかね。これも一度でも選挙に出してしまって政治家への色気を生み出したNHK党の罪でしょう。
私は過去を許せないタイプの人間ですから、鹿の保護活動が評価されて「更生」したと見なされても、信じられません。それにこの「保護」活動、多分に排外主義、オーバーツーリズム批判の波に乗った部分がありますよね。もっと地道に鹿の保護活動をしていた人たちもいたそうです。
NHK党などにも通じるのですが、以前なら泡沫で終わったようなのが、平成後期かあたりから面白半分の票を集めてポツポツと当然するようになりました。面白がるのはやむを得ないし、私も泡沫候補の奇矯な選挙運動や政見放送を面白がっていた部分がかなりありました。しかし当選させてはならないでしょう。
このところ、世も末だと思うことが多くなりましたが、それはこういうところにも表れています。せいぜい「スーパークレイジー君」の二の舞になりませんように、と言っておきます。「祈ります」とは書きません。