寿都のバスターミナルから少しバス通りを戻ると、今日の宿泊先、「民宿みはら」というところがあります。民宿は初体験です。
宿に着くと、いかにも「浜のおばちゃん」といった風の女将に「満員なのに予約を取ってしまった」といわれ、仏間の奥の小さな部屋に入れられました。民宿ですから民家のあちこちに小さな部屋を増築した感じでした。まあそれでも一応客室のようです。津波警報の影響で延泊客が出たらしいということのようでした。
食事も予約時にはジンギスカン食べ放題という話でしたが、中止だと言われます。「それどころではない」と言われ、おやおやと思います。
で、夕食はカキフライと白身魚の刺身、それに豚肉を焼いたもの、そうめんといった具合。カキフライはおいしかったですが、それ以外は普通の食事かな、といったところです。
部屋は三畳ほどだったでしょうか。具体的には書きませんが、正直なところ掃除が行き届いているとは言えず、おやおやと思います。私はあまり気にしない方ですが、それでもおやおやと思いましたから、神経質な人は泊まれないでしょう。風呂はなく離れにシャワーがあるだけでした。
テレビはあり、津波情報を見ていました。明日大丈夫か、と思います。
まあサービスでコーヒーを出してくれましたが、多分インスタントコーヒーです。
酒類はないのか、と聞いてみると「そういうものは一切置いていません」と妙に強調した口調で言われました。ということで、バスターミナルの近くにあったコンビニ、セイコーマートに向かいます。「国稀」という日本酒が364円、ベビースターおつまみ130円計540円でした。これを持って狭い部屋に戻り、ギシギシいう簡易ベッドの上で飲みます。
民宿ってこんなものか、と思いながら、それでも特に問題なく眠れました。