写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

07 マスクと袋とゴミ箱と

  近頃出かけるときに困るものとして「マスク・袋・ゴミ箱」があります。

 

 私は本来身につけるものをあれこれつけることを好みません。北海道民ではありますが、真冬でも手袋やマフラーはつけていません。本当は靴下だって嫌なくらいです。

 

 ところが、この夏はマスクをつけて外に出なければいけませんでした。これがきついです。これ、いつまで続くのでしょうか?

 

 ときどきマスクをするのを忘れて家に戻ったり、慌ててコンビニにいって買ったりします。マスク代も結構しますし、早く何とかならないかなあ、と思っています。

 

 もうひとつ、7月から買い物袋が有料化されてしまいました。マイバッグを持ちましょう、とのこと。すると今度はエコバッグは清潔に保ちましょう、とネットに書かれていたりします。私はズボラなので、この袋をよく忘れますし、清潔に保て、といわれてもなあ、と思います。拭いたりするのですが、ヒマなときはともかく、そうでないときはなかなかできません。

 

 それに買うものによって、持ってきた袋が大きすぎたり、小さすぎたりします。今までは買った商品に合わせた大きさの袋をくれていましたから、そういう面でも不便です。

 

 「エコ」を大義名分にして、どうも袋を有料化することで経費節減・売上増を狙っているのでは、と勘ぐってしまいます。

 

 台湾で経験しましたが、せめて有料レジ袋をそのままゴミ袋として利用できるようにすればいいのに、と思います。今は店で市指定の有料ゴミ袋を買っていますので、こっちの方のエコはどうなっているのだ、と思ってしまいます。

 

 もう一つ困っていることに「ゴミ箱」があります。町を歩いていて、ゴミ箱が少ないのです。これはずっと以前、オウム真理教事件の頃から始まった傾向だと思いますが、不審物のポイ捨てを防ぐためでした。さらにここ数年、ゴミ箱が減っているように感じていました。ゴミ処理の経費節減や家庭ゴミの不法投棄を防ぐため、という目的もあるようです。さらにコロナ禍で、一時的に封鎖され、使えなくなっているゴミ箱がときどきあります。

 

 飲み物を買ってもゴミ箱がないので空いた缶やペットボトルをそのまま持ち歩かざるを得ません。ペットボトルはともかく、缶は袋に入れにくいです。これも困ったことだなあ、と思っています。

 

 昨年訪れたロシアのハバロフスクでは街中の至る所にゴミ箱があり、こんなところでロシアの良さを感じました。もっとも、駅でも荷物検査がありましたけど。

 

 それぞれ大義名分があり、それを理由にしてこうなっているのは理解しますが、でも不便さを感じてしまいます。最近ときどき、街中にマスクのポイ捨てが見られるようになりましたが、うーん、これってマスクが不要だったら、あるいはゴミ箱があちこちにあったら、と思ってしまいますね。

 

 世の中、時の流れが進むほど進歩するものだ、便利になるものだ、と思っていましたが、退化する部分もあるのだなあ、と思います。新型インフルエンザの時は、収束後もいつもマスクをつけている人が目立つようになりました。

 

 コロナが終わってもマスクをつけないと白い目で見られるような世の中にだけにはなって欲しくないものです。