夕方6時前になり、日暮れから夜の散歩に出かけます。泊まっている「V Hotel」から、ナンプ広場というところまでとりあえず歩いてみます。噴水がきれいに青・緑・赤・紫など何色にもライトアップされていました。
30分ぐらいだったかと思いますが、かなり歩いて、「パトゥーサイ」という凱旋門風の建物まで行ってみます。
明日観光すればいいのですが、この時点では、明日の日程が未定で、すぐタイに戻る可能性もあったので、できればこれだけでも見ておきたい、と思ったのです。ライトアップされていたものの、中には入れませんでした。案外歴史の新しい建物で、1967年だかにできたそうです。しかし未完成なんだとか。門の内側に入ってみると、天井も装飾されていて、一応完成しているようには見えました。
ヴィエンチャンについて、「世界一何もない首都」という言い方があるようです。さすがに言い過ぎだと思いますが、比較的見どころの少ない町ではあるようです。
ですから観光は省略して朝のうちにメコン川を渡る鉄道道路併用橋を渡ってしまおうか、でも全くヴィエンチャン見物しないのはもったいないな、と迷っていました。メコン川を鉄道で渡る場合、朝と日暮れにしか列車がなく、朝の列車に乗る場合、ヴィエンチャン見物ができず、夜ではせっかくの併用橋から外がよく見えません。うーん、と考え込んでいました。
さて、ホテル近くまで戻ります。ホテルのある向かい側にはフランス料理屋が2軒ほどあるようでしたが、高いし、ひとりでは入りにくいので行きませんでした。ただ、「パトゥーサイ」への往復で見かけた役所の表示もフランス語が併記されていたし、ベトナムよりはフランス植民地時代の名残りが多少あるようです。