写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

01 1日目大邱まで(2019年4月27日)

 今度は韓国旅行記。微に入り細にわたりますが、性分なので仕方ありません。適宜でいいので読んでくださるとありがたいです。 

 昨年末、航空券検索のサイト(スカイスキャナー)をいじっている日々でしたが、そのうち、画面に航空会社の広告が表示されるようになりました。眺めていると、千歳から韓国の大邱(テグ)という町まで、ティーウェイ航空という会社が就航記念キャンペーンをやっていて、片道3500円という格安料金を出してきました。

 

 2月頃、パッとしない気分がつづき、気晴らししないと、と思っていたのと、今年の10連休なら行けるかも、でもゴールデンウィークは高いかな、などとあれこれ考えていたのですが、料金を検索すると、4月27日は4000円。帰りの30日は3500円。つまり7500円です。韓国線、特に地方空港発着のLCCは、乗客が韓国人ばかりなのでゴールデンウィークでも料金があまり上がらないようです。一般の日本人には、ゴールデンウィークにソウルならともかく、大邱に行こうという発想が思い浮かばないからでしょう。

 

 ということで、どうしようかなあ、と思っていたのですが、キャンペーン期間が2月28日までとのことだったので、28日、意を決して予約してしまいました。

 

 でも、3月になって改めて考えると、韓国ばかり行って他のところに行っていないなあ、と思ってしまいました。この際、やけっぱちついでに台湾、と考えて航空券を予約してしまったのが3月半ばです。台湾に夏に行くと料金も高いし、暑いうえに台風の可能性もあり、行くなら春だ、と思って無理矢理やりくりし、先に台湾旅行に行ってしまったのです。
 
 ということで、台湾旅行のたった1ヶ月後にまた海外旅行、という前代未聞の暴挙を実行してしまいました。格安料金に惹かれて予約し、しかも台湾の1ヶ月後、ということですから、貧乏旅行にしようと思ったのですが、やはり格安と言っても税金とか燃油サーチャージとかがかかります。あと、手荷物1個だけ、という条件だったので、行きはともかく、帰りはそれでは無理だ、と思い、帰路は追加料金を払い、結局18000円ぐらいになってしまいました。

 

 さらに格安でよく知らない町に行くことになったのですが、そんなところへ行って何をするか、はじめはすることがないと思っていたのですが、行くところをあれこれ考えはじめると、ソウルも、釜山も、もちろん大邱も、と欲張ってしまい、今度はかえって日程に余裕がなくなってしまいます。さらにネット予約の際、うまくいかなかったり、逡巡しているうちに高いものを選ばざるを得なくなったりして、結局、総費用が台湾より高くついてしまいました。何をしているんだか。空港までのJR代も航空機代と大して変わりません。おやおやと思います。

 

 結果的には、気候もちょうどよかったし、台湾の時と違って意外にも体調がよくなり、行ってよかったなあ、とは思いましたが、旅費をはじめ、いろいろヘンテコな旅行になりました。では出発です。

 4月27日土曜日、新千歳空港着8:57です。早速、国際線ターミナルへ行きます。帰国後、札幌で用事があるので手荷物を預けます。次に手続きをします。カウンターでしゃべっているとき、口が回らずカミカミで、日本語がこれで韓国語大丈夫か、と不安になります。行きは追加料金を払わなかったので座席指定が出来ず、通路側を覚悟していたのですが、早めに手続きしたせいか、意外にも窓側をゲット。出国審査もスムーズ。国際線待合室をウロウロします。今回はさすがに日本人率が高く、今までのように日本人1人だけ、あるいは数人、ということはなかったのですが、それでも韓国人が優勢です。

 10:45搭乗開始、11:05出発のはずですが、準備が遅くなって11:30頃出発。バスに乗ってタラップを昇ります。さすがに満席。離陸すると雲で景色が見えません。がっかりです。機内サービスは水だけ。日本海に出てから晴れてきます。ところが晴れているのにずいぶん揺れます。小心者なので嫌だなあ、と思いますが、乗務員は平然としています。行きは日本語アナウンスあり。

 

 途中で小島が2つほど見えました。形からすると、竹島(韓国で言う独島)だな、と思います。絶海の孤島ですが、これを見られるのは貴重だなあと思います。隠岐は反対側なので見えませんでしたが、しばらくすると鬱陵島はかすかに見えました。こんなところを通るのだなあ、と思います。

 

 朝鮮半島が見えます。浦項上空、これはガイドブックの地図と地形が一致していてわかりました。しばらく山や畑が見えるところを飛び、大邱の町が見えます。盆地の町です。KTX(韓国新幹線)と思われる直線の線路が見えます。高層マンションがいっぱいあるなかを着陸するので、引っかからないかな、と思います。

 

 大邱空港着陸。誘導路に学校の校門のようなゲートがあり、そのレールがあるのが妙に印象に残りました。鉄道好きなので、ゲートのレールすら気になってしまうようです。