写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

10 5日目仁川空港から帰国(2015年1月12日)

 1月13日月曜日。朝早起きします。テレビで「モダン国楽」とでも言うべき、伝統音楽をアレンジした演奏会をやっていました。背景に韓国周辺の地図が描いてあって、korea、China、Japanと書いてあるのはいいとして、「竹島」のところに「Dokdo」とわざわざ表示しています。おやおやと思います。ホテルで前日「明日は5時に出発します」と伝えてあったせいか、ちゃんとフロントのおじさんがいました。

 

  すぐ裏の大通りからリムジンバスがでています。5:00発のバスに乗りました。交通カードが使えて、はじめ30000ウォンチャージしたときには多すぎるかな、と思いましたが、地下鉄で約14000ウォン使って、リムジンが15000ウォンで残り750ウォン。ちょうどうまく使えました。

 

 はじめ1人だったのにだんだん増えていきます。昔、夜のソウルの街はキリスト教会の赤い十字架のネオンだらけでびっくりしました。次に多いのが緑の十字の薬局でしたが、今は昔ほど目立ちません。それだけネオンサインが多くなったのでしょうね。寝ぼけていたので6:15ぐらいだったかに仁川空港到着。早朝なのにごった返しています。

 

 ジンエアーの窓口を見つけ、並んで手続き。今度は荷物も多いので預けます。スムーズに済んでほっとしたので、横の売店カルビタンのパック入りのものを買います。これが大失敗でした。

 

 出国手続き。前の人は見送りの韓国人とペラペラしゃべっていたので、韓国人かと思ったら、連れの人とは日本語でしゃべり、日本のパスポートを見せていたので、日本人と判明。あんなに流暢で、いいなあ、自分はダメだなあ、と思います。ですがこの日本人、「出発時間に間に合わない、どうしよう」といっていました。

 

    次に荷物検査、と進んだところで、さっき買ったカルビタンのパックが引っかかって、日本語を使える人が呼ばれて、「これは飛行機に持ち込めません」と言われます。で、いったん窓口に戻って預けるか、あきらめるか、を決めなければいけなくなりました。時間に余裕があったし、もったいないので、戻ることにしました。

 

    特別の出口からでて、ジンエアーの窓口に行き、「ダメ」と言われたので、これを預けたい、と日韓英3カ国語プラスボディランゲージですが、相手に伝わらなかったらしく、たまたま日本語のできる職員が通りかかったので、改めて言うと、「小さい荷物なので保障できませんが、一応預かります」ということで、小さい箱に入れられました。そのあと、最初に応対した職員が片言英語でいろいろ言うのですが、だいたいわかったものの、最後がわかりませんので焦ります。あとで思うと「ゲート3」と言っていたのですが、その「ゲート」が聞き取れなかかったので「スリー?」と何度も聞き返してしまいました。

 

 ということで、日本出入国、外国出入国の時一番難儀なのは外国出国のときだなあ、と感じました。千歳や入国はスムーズでしたので、寝ぼけてなめていました。

 

 それからもまごつきまくりで、搭乗場所をまず間違えて、どこにあるのかわからないので案内員に聞くと、例によって質問できるのに答えがわからない状態。ようやく行きの時乗った無人地下鉄で別棟に移動するとわかりました。それで焦ります。まあそれでも乗って別棟に着いて搭乗口が見つかったのでホッとしました。今度はリベンジでこちらの案内員トイレの場所を聞きます。あらかじめ案内板で確認していたので、今度は答えが「左側」とわかります。単なる会話練習です。

 

 ドタバタしたのであまったウォンの両替ができず、仕方ないので使い果たそうと思います。まず、軽食店で「キムパプ」韓国海苔巻き)を頼みます。ところが「オートメーションオーダー」というのですが、これがよくわかりません。どうもフードコート式なのですが、韓国料理を出す窓口に行くと違うと手振りで示され、人が集まっているところに行くとロッテリアだったり、ようやくカフェみたいな窓口に自動で注文が入り、とりに行くというシステムがわかるまで一苦労でした。韓国料理でも軽食なので、軽食窓口から出るのがわからなかったのですね。窓口の雰囲気が洋食っぽかったので。

 

   30000ウォン残っていたのでそのうち28000ウォンぐらい使って高麗人参ドリンクを購入。こんなもの普段買いませんが、金を使い切るためです。液体なのに、こちらは持ち込みOKなのかしら、と思います。搭乗口前で売っているので、当然OKでしたが。不思議に思って帰ってからあけると、栓が独特で、吹き出したりしないよう工夫されているようでしたが、最初開け方がわからず、相当苦労して一本目はこぼしてしまいました。

 

 焦りまくりましたが、何とか乗り込み成功。9:05出発LJ231便。満席。窓際で離陸直後ソウルの中心部が一望できました。今回快晴続きで、朝鮮半島は行きも帰りもよく見えました。軽食はおにぎりと行きと同じカステラみたいな菓子は出ますが、ジュースは有料。ウォンがドル払いで、行きは買えなかったので、帰りは残ったウォンで買います。2000ウォン。で、日本海を突っ切って、青森上空でまた下が見えました。

 

    函館、苫小牧。横の韓国人のおばさんがのぞき込むので、「ここ苫小牧です」といいます。そこから話をしました。今回誰かとゆっくり話す、ということがなかったので、このおばさんとの会話が一番が長い韓国語会話になりました。お互いこういうヒマなときでないと、片言で延々とはなすことはできませんね。ソウルの街中では買い物がらみの短い会話で、ちょっと意思が疎通できないと日本語か片言英語に切り替えられてしまいます。そのまた横にも連れのおばさんがいて、そのおばさんが私のことを「かっこいい」と言っている、と最初に話した横のおばさんが伝えてくれました。滅多に言われないことですからありがたいことです。まあ、ここに書いていいのかどうか。

 

    たぶん定時11:35千歳着。荷物は無事出て来ました。入国審査官は行きの時にも見かけたロン毛マスクの今どき男子君で、韓国にはいないタイプですから、ああいう人が審査官していると韓国の人は面食らうだろうなあ、と思います。韓国では男はカリアゲ君ばかりでした。たまにパーマかけている人もいましたが。服はジーンズとなぜかアディダスの細身ジャージが流行っているらしく、よく見かけました。チノパンはほとんどいませんでした。日本側の連休最終日なのに、ロン毛審査官君担当の日本人の審査台に行ったのは何と私ひとりでびっくり。後ろを見ても1人いるかいないか。いやいやいやと思います。

 

 仁川空港で相当疲れたので、札幌に寄るのをやめてまっすぐに帰ることにしました。
 長々と読みにくい文章読んでくださり、ありがとうございました。