写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

07 福岡周辺史跡めぐり(1999年8月5日ほか)

  1999年の旅行記番外編ですが、8月5日(木)は夜行に乗るつもりだったので18きっぷを使います。夜使うだけではもったいないし、さりとて連日の旅行で少々疲れていたので、近辺の史跡巡りをしました。

 

 まず、博多駅から電車に乗って以前から気になっていた「水城」に行きました。鹿児島本線に乗るといつも見えるのです。乗った電車は新人運転士の試験か研修だったらしく、眼鏡をかけたひ弱そうな男の子が昔の高校野球の宣誓のような感じのガナリ声で点呼をやってたくさんの人が見守る中、運転を始めました。大丈夫かな、なんて不安になりましたが、どうってことはなく水城駅に着きました。でも自分より年下の電車の運転士なんて、もう出てきても当たり前ですが、へーって感じがしました。どうってこともなく、雨が降ってきたので早々に退散しました。

 

 水城というのは、天智天皇の頃(正式に即位する前ですが)に大宰府を防衛するため、福岡と大宰府の間のもっとも平地が狭くなっている部分にまっすぐな堤を造って、その前に堀を掘って水をたたえたものです。(堀は今は残っていません)鉄道や道路で一部壊されていますが、かなりの部分が残っています。

 

 それから、この日だったか別の日だったか忘れましたが、(8日の日曜日だったかも知れない)元寇防塁福岡市博物館にも行きました。元寇防塁は何カ所か残っているのですが、お手軽な市内のところに行ったら、地下に埋もれていたのを発掘したもので、上から覗くようになっていました。写真によく載っている海岸沿いのものとはイメージが違っていました。博物館は福岡タワーの近くで、新しい建物でした。金印を見ました。見るとどうってことないものですが、せっかくなのでじっと眺めてみました。

 

 このときの記録があいまいで、4日だか5日だかわからなくなっていました。まあ、5日の夜に夜行に乗ったことが切符を見ると明らかですので、そうなのでしょう。今度は山陰行きの話です。