写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

64  政治家の資質

 2月の連休中、引きこもり状態でしたので、家でyoutubeばかり見ていました。韓国・台湾・香港・ロシア・タイといった、自分の興味ある地域の旅行系の動画や文化の紹介動画を見ることがいちばん多いのですが、それ以外も「おすすめ」としてでてくるので、ついつい見てしまいます。

 

 その中に国会質疑の動画がありました。載せている方は再生回数を稼ぎたいでしょうし、またおそらくある種の政治的偏向を感じさせるものもあります。ですから、ある意味面白い、ある意味なんだかなあ、と思う場面を切り取ってyoutubeに載せているのでしょうが、それにしても日本の政治家は何なのだろう、と思わざるを得ません。

 

 安倍内閣時代の動画が多いのですが、質問する方も、けんか腰で気の強そうな議員が多いですし、それに対して答弁する安倍首相もいなしたり、逆に攻撃的になったり、何だかなあ、と思います。

 

 政治家はメンタルがタフ、言い換えれば気性が強くないと務まらないのかも知れませんが、しかし、こういう人たちを見ていると党派に関係なく自分たちの代表ではないよなあ、と思います。

 

 私など、メンタルが強い方ではありませんでので、あの国会で質問することなど思いもよりません。もっと穏やかな人、さらにいえば気の弱い人の代表、というのもいてもいいのではないかと思うのですが、そういう人はそもそも選挙に出ませんよね。

 

 地方自治に関するレベルで、くじ引きで代表を選んでもよいのではないか、という提案を見たことがありますが、それであれば「気弱な人」の代表が出るかも知れません。ですが、議場で丁々発止の議論をすることは難しいでしょう。議事のありようも考えなければなりません。

 

 政治家というのは、世襲政治家か、非世襲であれば、上昇志向が強い気性の激しい人か、そのどちらか、あるいはその両方だったりするわけですが、いずれにしても「普通の人」ではないわけで、もっと「普通の人」が出てくればいいのになあ、と思うのですが、その方法をどうすればいいか、となると、なかなか難しい問題です。

 

 外交にまで目を広げると、独裁者のような政治家も多数いますし、そういう人と渡り合っていかなければならず、日本では気が強そうでも、外交舞台に出ると軽くあしらわれてしまいそうです。

 

 政治家の資質、というのを考えなおして欲しいですが、ないものねだりで、望んでも得られないことなのかも知れませんね。でも、せめて威勢のいいだけ、他人をやり込めて悦に浸っているような政治家は消えてほしいものです。