写真のない旅行記

カメラを持たずに旅した記録です。雑記も載せています。

15  2日目午後 タンロン城出口で揚げ菓子を買ったらぼったくられた(2024年1月6日)

   タンロン城の出口を出たところで、揚げ菓子を売っている婆さんがいます。揚げた団子やパンのようなものでした。試食させます。味はまあまあです、というか、美味しいです。ところが値段がピンときません。とりあえず1万ドンを出したのですが、違うというそぶりをします。

 

 で、私の財布を見て、50万ドンを取り出します。そして、札をいちいち数えておつりを返すのですが、それを後で確認すると値段は24万ドンでした。ということは、高すぎです。量も多すぎ、もういいと言ってもどんどんいれていきます。24万ドンというと、1000円以上、1500円ぐらいでしょうか?おそらくこの婆さん、菓子を十倍ぐらいぼったくってます。多分日本円で高くても数百円ぐらいではないでしょうか?

 

   タクシーで多少ぼったくりにあうことは覚悟していましたが、こんなものでぼったくられるとは。大ショックでした。タイでもワットアルンというお寺で絵葉書を買おうとしたら、3000円ぐらいの値段をふっかけられてきたことがありますが、このときは、換算が簡単だったのですぐわかり断りました。

 

 ところがベトナムドンは非常にわかりにくく、安易に財布を見せてお札を取られたのがいけなかったのですね。すぐにはどれぐらい取られたのかわかりませんでした。50万ドン札を持ってかれた時点でおかしいな、と思うべきでしたが、とっさにはわかりません。

 

    いっぱいの揚げ菓子、実は結構おいしかったのですが、横で食べながらぼったくりに気づき、抗議しようかと思ったものの、もう口をつけているし、ベトナム語で抗議できませんから凹むだけです。気弱でだまされやすい日本人ですね。

 

   結局、ベトナムドンの通貨感覚は 最後までピンときませんでした。 ということで、観光地の前でたむろしている物売りはぼったくられやすいので注意することにしました。おそらく十倍ぐらいぼったくられたので、昨日のタクシーどころではなく、これが今回の旅行で一番ショックな出来事でした。

 

 ここまで順調にきていたし、ホーチミン廟のあたりには 警察官か軍隊がいっぱいいたせいもあり、治安は案外悪くないのだと油断してしてしまいました。

 

 食べ終わってトボトボ歩き出すと、この揚げ菓子売りの婆さんと話をしていたバイクタクシーの運転手が、バイクに乗って追っかけてきて、乗らないかと言うそぶりをします。多分婆さんにカモだということを教えてもらったのでしょう。ですがもう騙されないので乗りません。結構執拗でしたが振り切ります。